発達評価はどれか。
- DDSTⅡ
- K-ABCⅡ
- WAIS-Ⅲ
- WISC-Ⅲ
- WPPISI-Ⅲ(Wechsler Preschool and Primary Scale of Intelligence-Ⅲ)
解答解説
正解は1です。
DDSTⅡ(Denver Developmental Screening Test Ⅱ)は、小児の発達評価を目的としたスクリーニング検査であり、子どもの年齢に応じた発達の到達度を確認します。特に0〜6歳児の発達遅滞を早期に発見するために使用されます。
各選択肢の解説
- DDSTⅡ(正解)
正しい選択肢です。0〜6歳の子どもを対象に、個別に運動発達、言語発達、適応行動、個人-社会性を評価する検査です。発達遅滞や問題のスクリーニングに用いられます。 - K-ABCⅡ
K-ABCⅡ(Kaufman Assessment Battery for Children Ⅱ)は、知能と学力の評価を目的とした検査であり、発達評価ではありません。認知処理能力や学習能力の評価に用いられます。この選択肢は誤りです。 - WAIS-Ⅲ
WAIS-Ⅲ(Wechsler Adult Intelligence Scale-Ⅲ)は成人向けの知能検査です。知能指数(IQ)を測定するための検査で、発達評価には該当しません。この選択肢は誤りです。 - WISC-Ⅲ
WISC-Ⅲ(Wechsler Intelligence Scale for Children-Ⅲ)は、子どもの知能を測定するための検査であり、発達評価ではありません。知能検査として使用されます。この選択肢は誤りです。 - WPPISI-Ⅲ
WPPISI-Ⅲ(Wechsler Preschool and Primary Scale of Intelligence-Ⅲ)は、幼児向けの知能検査であり、発達評価ではありません。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
発達評価と知能検査を混同しないことが重要です。
- 発達評価:DDSTⅡのように、運動、言語、社会性などの発達段階を評価する検査。
- 知能検査:WISC-ⅢやWAIS-Ⅲのように、知能指数(IQ)や認知能力を評価する検査。
発達評価は発達遅滞や障害の早期発見に役立ちます。