関節可動域の改善を主な目的とするのはどれか。2つ選べ。
- Böhler体操
- Buerger-Allen体操
- Codman体操
- Frenkel体操
- McKenzie体操
解答解説
正解は3.Codman体操と5.McKenzie体操です。
Codman体操は、主に肩関節の関節可動域改善を目的とした方法です。一方、McKenzie体操は、脊椎の可動域改善や姿勢矯正を目的とする方法であり、特に腰椎の可動域改善に効果があります。
選択肢の解説
- Böhler体操
Böhler体操は、足部の筋力強化や姿勢矯正を目的とする方法であり、関節可動域の改善を主な目的とはしていません。この選択肢は誤りです。 - Buerger-Allen体操
Buerger-Allen体操は、下肢の血流改善を目的とする方法で、主に末梢血管疾患に適用されます。関節可動域の改善が主目的ではありません。この選択肢は誤りです。 - Codman体操
Codman体操は、振り子運動を用いて肩関節の可動域改善を図る方法で、凍結肩(五十肩)や肩関節拘縮のリハビリに広く用いられています。この選択肢が正解です。 - Frenkel体操
Frenkel体操は、小脳性運動失調における協調運動の改善を目的とした体操であり、関節可動域の改善を主目的としていません。この選択肢は誤りです。 - McKenzie体操
McKenzie体操は、脊椎の可動域改善や痛みの軽減を目的としており、特に腰椎の可動域を広げるために使用されます。腰痛や椎間板ヘルニアなどの治療で用いられます。この選択肢が正解です。
ワンポイントアドバイス
各体操の目的を理解し、適切な適用場面を覚えることが重要です。
- Codman体操は、肩関節の可動域改善に特化。
- McKenzie体操は、腰椎の可動域改善や姿勢矯正に有効。
一方、Buerger-Allen体操(血流改善)やFrenkel体操(協調運動)は目的が異なるので、混同しないよう注意しましょう。