筋と作用の組合せで正しいのはどれか。
- 頰筋
- 咬筋
- 前頭筋
- 側頭筋
- 内側翼突筋
解答解説
正解は3と4です。
前頭筋は眉を持ち上げる筋であり、表情を作る際に重要な役割を果たします。
側頭筋は咀嚼筋の一つで、下顎を持ち上げて口を閉じる動きを担います。
各選択肢の解説
- 頰筋 頰をふくらませる。
頰筋は頬をすぼめる働きを持つ筋であり、空気を口の中で圧縮する動きに関与します。頬をふくらませるのは主に表情筋の他の筋群が関与するため、この選択肢は誤りです。 - 咬筋 下顎を引き下げる。
咬筋は下顎を引き上げて噛む動作を行う筋であり、下顎を引き下げる動きには関与しません。この選択肢は誤りです。 - 前頭筋 眉を持ち上げる。(正解)
正しい選択肢です。前頭筋は額に位置し、眉を持ち上げることで驚きや関心の表情を作ります。 - 側頭筋 下顎を持ち上げる。(正解)
正しい選択肢です。側頭筋は下顎を引き上げて噛む力を発生させる咀嚼筋の一つです。 - 内側翼突筋 唇をすぼめる。
内側翼突筋は、下顎を閉じる動きに関与する筋で、唇をすぼめる作用はありません。唇をすぼめるのは口輪筋が主に担います。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
筋の作用を正確に覚えるには、以下のような分類が役立ちます:
- 咀嚼筋:側頭筋、咬筋、外側翼突筋、内側翼突筋(主に下顎の運動を調節)。
- 表情筋:前頭筋、頰筋、口輪筋など(表情の変化に関与)。
筋名から位置や機能をイメージすると、解答に結びつけやすくなります。