SIASに含まれるのはどれか。
- 意識レベル
- 痛覚
- 非麻痺側筋力
- 病的反射
- 麻痺側筋力
解答解説
正解は3です。
SIAS(Stroke Impairment Assessment Set)は、脳卒中患者の障害を評価するためのスケールで、運動機能や感覚機能を中心に評価します。このスケールには、非麻痺側筋力を評価する項目が含まれており、全体の機能や障害の程度を把握するために用いられます。
各選択肢の解説
- 意識レベル
意識レベルは、脳卒中の急性期で重要な指標ですが、SIASには含まれていません。この選択肢は誤りです。 - 痛覚
感覚評価の一環として軽擦覚や深部感覚が含まれますが、痛覚そのものは評価項目には含まれていません。この選択肢は誤りです。 - 非麻痺側筋力(正解)
正しい選択肢です。非麻痺側筋力は、脳卒中の影響を受けていない側の筋力を評価する項目です。非麻痺側の機能を評価することで、全体の機能状態を把握します。 - 病的反射
病的反射(例:バビンスキー反射)は脳卒中で評価されることがありますが、SIASには含まれていません。この選択肢は誤りです。 - 麻痺側筋力
麻痺側筋力も脳卒中で評価される重要な要素ですが、SIASの中では直接的にこの項目は評価されません。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
SIAS(Stroke Impairment Assessment Set)は、脳卒中後の患者の障害を総合的に評価するスケールで、運動機能や感覚、非麻痺側の筋力、さらに歩行能力やバランスなどを含む多面的な評価を行います。このスケールを用いることで、リハビリ計画の立案に役立てることができます。