PEDIで正しいのはどれか。
- 二分脊椎は対象にならない。
- 出生直後から使用可能である。
- 補装具の使用頻度を評価できる。
- WeeFIMより評価項目が少ない。
- 機能的スキルは0〜5の6段階で評価する。
解答解説
正解は3です。
PEDI(Pediatric Evaluation of Disability Inventory)は、子どもの機能的能力と介護者の負担を評価するツールです。特に、補装具や環境調整の有無を考慮し、日常生活における実際のパフォーマンスを包括的に評価できる点が特徴です。補装具の使用頻度も評価可能であり、リハビリテーション計画に有用です。
各選択肢の解説
- 二分脊椎は対象にならない。
PEDIは、二分脊椎を含む様々な発達障害や運動機能障害のある子どもを対象としています。対象外とする根拠はなく、この選択肢は誤りです。 - 出生直後から使用可能である。
PEDIは6か月から7歳半の子どもを対象としています。出生直後には使用できないため、この選択肢は誤りです。 - 補装具の使用頻度を評価できる。(正解)
正しい選択肢です。PEDIは、補装具や環境調整を利用した場合のパフォーマンスも考慮して評価を行うため、補装具の使用頻度やその効果を把握することが可能です。 - WeeFIMより評価項目が少ない。
PEDIの評価項目は、WeeFIMよりも多く、詳細な評価が可能です。特に「機能的スキル」「介助スコア」「修正項目(補装具の使用など)」の3つの視点から評価を行うため、この選択肢は誤りです。 - 機能的スキルは0〜5の6段階で評価する。
PEDIでは、機能的スキルを0(できない)〜1(できる)の2段階で評価します。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
PEDIは、子どもの機能評価や介護者の負担軽減を目的に用いられる評価ツールです。補装具の使用頻度やその効果を評価できる点が特徴であり、リハビリテーション計画において非常に役立ちます。評価対象年齢を理解し、他の評価ツール(例:WeeFIM)との違いを押さえておくことが重要です。