厚生労働省「令和元年(2019年)人口動態統計」において、死因の第2位はどれか。
- 肺炎
- 老衰
- 心疾患
- 悪性新生物
- 脳血管疾患
解答解説
正解は3です。
令和元年(2019年)の人口動態統計による日本人の死因ランキングは以下の通りです:
1位:悪性新生物(がん)
2位:心疾患(虚血性心疾患を含む)
3位:老衰
4位:脳血管疾患
5位:肺炎
心疾患は虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞など)を含み、全体の約15%を占めており、死因の第2位となっています。
各選択肢の解説
- 肺炎
肺炎は高齢者に多い死因であり、全体では第5位です。以前は第3位でしたが、近年は老衰の増加により順位が下がっています。この選択肢は誤りです。 - 老衰
老衰は高齢化の進展に伴い死因としての割合が増加し、2019年では第3位となっています。この選択肢は誤りです。 - 心疾患(正解)
正しい選択肢です。心疾患は悪性新生物に次いで第2位の死因です。虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)がその多くを占めています。 - 悪性新生物
悪性新生物(がん)は日本人の死因で長年1位を占めており、2019年も第1位です。この選択肢は誤りです。 - 脳血管疾患
脳血管疾患(脳梗塞や脳出血など)はかつては上位にランクインしていましたが、治療技術の進歩や予防策の普及により減少し、2019年では第4位です。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
人口動態統計では、日本の死因ランキングの変化を見ることができます。高齢化の進展や医療技術の発展により、老衰の割合が増加し、肺炎や脳血管疾患の順位が下がる傾向があります。これらのデータは公衆衛生対策の基礎資料としても重要です。