第57回

第57回理学療法士国家試験 午前問題71

手関節橈屈に作用する筋はどれか。

  1. 長掌筋
  2. 短母指屈筋
  3. 長母指屈筋
  4. 短母指外転筋
  5. 長母指外転筋

解答解説

正解は3. 長母指屈筋5. 長母指外転筋です。

手関節の橈屈(手を橈骨側に曲げる動き)は、主に手関節の橈側に位置する筋肉によって行われます。この動きには、長母指屈筋長母指外転筋が関与します。

各選択肢の解説

  1. 長掌筋
    長掌筋は手関節の掌屈に関与する筋であり、橈屈には直接関与しません。この選択肢は誤りです。
  2. 短母指屈筋
    短母指屈筋は母指の屈曲に関与する筋であり、手関節の橈屈には直接関与しません。この選択肢は誤りです。
  3. 長母指屈筋(正解)
    長母指屈筋は母指の屈曲に関与すると同時に、手関節の橈屈にも関与します。この選択肢は正しいです。
  4. 短母指外転筋
    短母指外転筋は母指の外転に関与する筋であり、手関節の橈屈には直接関与しません。この選択肢は誤りです。
  5. 長母指外転筋(正解)
    長母指外転筋は母指の外転に関与しながら、手関節の橈屈にも作用します。この選択肢は正しいです。

ワンポイントアドバイス

手関節の橈屈に関与する主な筋肉は以下の通りです:

  • 長橈側手根伸筋
  • 短橈側手根伸筋
  • 橈側手根屈筋
  • 長母指外転筋
  • 長母指屈筋

橈屈動作に関連する筋肉を覚えておくと、試験対策に役立ちます。