月経について誤っているのはどれか。
- 分泌期は14日間である。
- 月経期は基礎体温が高温相になる。
- 月経期は子宮内膜の機能層が剝離する。
- 子宮内膜の増殖は卵胞ホルモンの作用による。
- 増殖期には子宮内膜の厚さは約4mmとなる。
解答解説
正解は2. 月経期は基礎体温が高温相になるです。
基礎体温の高温相は、排卵後の黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌によって引き起こされます。月経期は高温相ではなく、基礎体温が低温相にあるため、この選択肢は誤りです。
各選択肢の解説
- 分泌期は14日間である。
分泌期は黄体期とも呼ばれ、排卵後の約14日間続きます。この選択肢は正しいです。 - 月経期は基礎体温が高温相になる。(正解)
月経期は基礎体温の低温相にあたります。高温相は排卵後の分泌期にみられるため、この選択肢は誤りです。 - 月経期は子宮内膜の機能層が剝離する。
月経期には子宮内膜の機能層が剝離し、月経血として排出されます。この選択肢は正しいです。 - 子宮内膜の増殖は卵胞ホルモンの作用による。
増殖期は卵胞ホルモン(エストロゲン)の作用で子宮内膜が厚くなります。この選択肢は正しいです。 - 増殖期には子宮内膜の厚さは約4mmとなる。
増殖期には子宮内膜が厚くなり、約4mm程度に達するため、この選択肢は正しいです。
ワンポイントアドバイス
月経周期の各段階を覚えることが重要です:
- 月経期:子宮内膜機能層が剝離し、基礎体温は低温相。
- 増殖期:卵胞ホルモン(エストロゲン)により子宮内膜が厚くなる。
- 排卵期:LHサージによる排卵。
- 分泌期:黄体ホルモン(プロゲステロン)により子宮内膜が分泌準備を整える。基礎体温は高温相。
これらを正確に理解していれば、試験で迷うことがありません。