投影法はどれか。2つ選べ。
- CMI
- MMPI
- Rorschach test
- SCT
- TMT
解答解説
正解は3.Rorschach testと4.SCTです。
投影法は、個人の無意識や内的世界を引き出す心理検査の手法です。曖昧な刺激に対して自由に反応させ、その内容を分析することで、個人の特性や心理状態を評価します。
各選択肢の解説
- CMI(Cornell Medical Index)
誤り。CMIは、質問紙法による心理検査で、身体的・心理的健康状態を評価するための質問項目が用意されています。投影法ではありません。 - MMPI(Minnesota Multiphasic Personality Inventory)
誤り。MMPIは、質問紙法を用いた人格検査であり、個人の性格や心理状態を数値化して評価します。投影法ではありません。 - Rorschach test
正解。ロールシャッハテストは、インクブロット(インクのしみ)を見せて自由に連想させる検査です。曖昧な刺激を通して無意識を評価する代表的な投影法です。 - SCT(Sentence Completion Test)
正解。文章完成法とも呼ばれ、未完成の文を提示し、それを完成させることで個人の無意識や内的世界を探る検査です。投影法に属します。 - TMT(Trail Making Test)
誤り。TMTは、数字やアルファベットを結ぶ作業を行い、認知機能や注意力を評価する検査です。投影法ではありません。
ワンポイントアドバイス
心理検査の分類を覚える際は、以下の点を整理すると理解しやすくなります:
- 質問紙法:MMPI、CMIなど、定型的な質問に回答する形式。
- 投影法:Rorschach test、SCT、TAT(主題統覚検査)など、曖昧な刺激に自由に反応させる形式。
- 作業検査法:TMTなど、課題を遂行することで能力や特性を評価する形式。
投影法は特に無意識や深層心理の評価に有効である点を押さえておきましょう。