第51回

第51回理学療法士国家試験 午後問題49

デザインの種類と説明の組合せで正しいのはどれか。

  1. ユニバーサル――世界の基準に則った受注品
  2. アクセシブル――異なる特性を持つ人でも使いやすい
  3. バリアフリー――心身の障壁がない環境
  4. レディーメイド――個別に作製した特注品
  5. テーラーメイド――障害の特徴に応じた既製品

解答解説

正解は2.アクセシブル――異なる特性を持つ人でも使いやすい3.バリアフリー――心身の障壁がない環境です。
それぞれのデザインの種類と意味を正しく理解することで、これらの概念が実現しようとする目的や用途を理解することができます。

各選択肢の解説

  1. ユニバーサル――世界の基準に則った受注品
    誤り。ユニバーサルデザインは、「年齢、性別、能力に関係なく、誰もが使いやすい製品や環境」を指します。「世界の基準に則った受注品」という説明は適切ではありません。
  2. アクセシブル――異なる特性を持つ人でも使いやすい
    正解。アクセシブル(アクセシビリティ)は、異なる特性や障害を持つ人々が使いやすい製品や環境を目指した考え方を指します。
  3. バリアフリー――心身の障壁がない環境
    正解。バリアフリーは、高齢者や障害者が生活しやすいように、物理的・心理的な障壁を取り除いた環境を指します。
  4. レディーメイド――個別に作製した特注品
    誤り。レディーメイドは「既製品」を意味します。個別に作製したものではありません。
  5. テーラーメイド――障害の特徴に応じた既製品
    誤り。テーラーメイドは「オーダーメイド」を意味し、利用者の個別の特徴や要望に応じて作製されたものを指します。既製品ではありません。

ワンポイントアドバイス

ユニバーサルデザインは、「すべての人が公平に使えるデザイン」を目指した理念で、アクセシビリティやバリアフリーの考え方を包含します。一方、バリアフリーアクセシブルは特定の障害や高齢者への配慮が中心です。これらの概念を整理して覚えましょう。