肩関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。
- 屈曲
- 伸展
- 外転
- 外旋
- 内旋
解答解説
正解は2. 伸展 大円筋です。
大円筋は肩関節の伸展、内旋、内転に関与する筋です。肩関節の伸展動作では、広背筋や三角筋後部とともに肩関節を後方に引く動作を担います。
各選択肢の解説
- 屈曲 棘上筋
棘上筋は肩関節の外転を主な作用とする筋です。肩関節の屈曲には大胸筋や三角筋前部などが関与します。この選択肢は誤りです。 - 伸展 大円筋(正解)
大円筋は肩関節の伸展に関与し、肩関節を後方に引く働きをします。正しい選択肢です。 - 外転 棘下筋
棘下筋は肩関節の外旋に関与する筋です。肩関節の外転には三角筋中部や棘上筋が主に関与します。この選択肢は誤りです。 - 外旋 肩甲下筋
肩甲下筋は肩関節の内旋を担う筋であり、外旋には関与しません。肩関節の外旋は棘下筋や小円筋が行います。この選択肢は誤りです。 - 内旋 小円筋
小円筋は肩関節の外旋に関与する筋です。内旋には肩甲下筋や大円筋、大胸筋などが関与します。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
肩関節の運動と筋の作用を整理する際には以下を押さえましょう:
- 屈曲: 三角筋前部、大胸筋。
- 伸展: 大円筋、広背筋、三角筋後部。
- 外転: 三角筋中部、棘上筋。
- 内旋: 肩甲下筋、大円筋、大胸筋、広背筋。
- 外旋: 棘下筋、小円筋。
それぞれの筋の主作用を覚えておくと、試験問題にも対応しやすくなります。