医療機関における患者の個人情報の取扱いで誤っているのはどれか。
- 本人に開示する。
- 漏えい防止対策を行う。
- 正確かつ最新の内容に保つ。
- 利用目的をできる限り特定する。
- 医療機関の判断で利用目的を変更できる。
解答解説
正解は5. 医療機関の判断で利用目的を変更できるです。
医療機関における個人情報の取り扱いは、個人情報保護法および関連ガイドラインに基づき行われます。患者の個人情報は、事前に示された利用目的の範囲内でのみ利用することが求められ、利用目的を変更する場合には患者本人の同意が必要です。医療機関が一方的に利用目的を変更することは認められません。このため、選択肢5は誤りです。
各選択肢の解説
- 本人に開示する
個人情報保護法により、患者本人から情報開示の請求があった場合、正当な理由がない限り開示が求められます。適切な取り扱いです。 - 漏えい防止対策を行う
個人情報保護のためには、適切な管理体制や技術的対策を講じることが必要です。漏えい防止対策は必須であり、適切な取り扱いです。 - 正確かつ最新の内容に保つ
個人情報は、利用目的に照らして正確性を保つ必要があります。医療においても、患者の情報を正確かつ最新の状態に保つことが求められます。適切な取り扱いです。 - 利用目的をできる限り特定する
個人情報は、利用目的を特定した上で取得・利用することが求められます。目的を曖昧にした収集や利用は認められません。適切な取り扱いです。 - 医療機関の判断で利用目的を変更できる(正解)
利用目的を変更する場合、患者本人の同意を得る必要があります。一方的な変更は個人情報保護法に違反します。このため、この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
患者の個人情報保護では、利用目的の明確化と本人の同意が重要です。特に医療現場では、患者の信頼を守るため、個人情報の適切な取り扱いを徹底し、法律やガイドラインに則った運用を行う必要があります。