回旋筋腱板を構成する筋はどれか。2つ選べ。
- 棘上筋
- 肩甲挙筋
- 広背筋
- 小円筋
- 前鋸筋
解答解説
正解は1.棘上筋と4.小円筋です。
回旋筋腱板(Rotator Cuff)は、肩関節を安定させる役割を持つ筋群で、4つの筋から構成されます。それは、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋です。これらの筋が肩甲骨から上腕骨に付着し、肩関節の回旋運動や安定性を担います。
各選択肢の解説
- 棘上筋(正解)
棘上筋は回旋筋腱板を構成する筋の1つで、主に肩関節の外転を補助します。 この選択肢が正解です。 - 肩甲挙筋
肩甲挙筋は肩甲骨を挙上する筋であり、回旋筋腱板には含まれません。この選択肢は誤りです。 - 広背筋
広背筋は上肢を内転させる作用を持ち、肩甲骨や肩関節の安定化には寄与しません。回旋筋腱板には含まれません。この選択肢は誤りです。 - 小円筋(正解)
小円筋は回旋筋腱板を構成する筋の1つで、肩関節の外旋に関与します。 この選択肢が正解です。 - 前鋸筋
前鋸筋は肩甲骨を前方に引き出す働きを持ちますが、回旋筋腱板には含まれません。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
回旋筋腱板(Rotator Cuff)を構成する筋は、「棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋」の4つです。 これらは肩関節の安定性に重要な役割を果たし、臨床でも腱板損傷の評価や治療の基礎となるため、正確に覚えておきましょう。