関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準)によるで前額面上の角度を測定するのはどれか。
- 頸部屈伸
- 頸内旋
- 脊椎屈曲
- 頭部側屈
- 腰部回旋
解答解説
正解は1. 頸部屈伸です。
解説
前額面上の角度とは、体を正面から見た平面での動きを指します。以下に選択肢ごとの動きの面を整理しながら解説します。
各選択肢の評価
- 頸部屈伸
頸部の屈曲(前屈)および伸展(後屈)は矢状面での動きです。したがって、前額面上の動きではありません。
→ 不適切。 - 頸内旋
頸部の内旋は、頸椎が左右に回旋する動きであり、これは水平面での動きです。
→ 不適切。 - 脊椎屈曲
脊椎屈曲(前屈)や伸展(後屈)も矢状面の動きです。
→ 不適切。 - 頭部側屈
頭部の側屈は、耳を肩に近づける動きで、これは前額面での動きです。したがって、正解です。
→ 適切。 - 腰部回旋
腰部回旋は、骨盤を軸にした左右への回旋動作であり、これは水平面での動きです。
→ 不適切。
ワンポイントアドバイス
関節可動域測定において、体の動きがどの平面で起きるか(矢状面・前額面・水平面)を理解することは非常に重要です。特に、側屈や回旋など混同しやすい動作は、具体的な動きと平面の関係を意識しましょう。