ADL評価で正しいのはどれか。
- Barthel indexで自立の得点は7点である。
- Barthel indexは食事の支度の項目を含む。
- FIMでは時間をかけても一人でできれば完全自立である。
- FIMはできるADLを評価する。
- WeeFIMは小児のADLを評価する。
解答解説
正解は「5」です。
WeeFIMは、小児用のADL評価ツールであり、FIM(Functional Independence Measure)を基に作成されています。0歳から7歳未満の子どもを対象に、日常生活動作(ADL)や認知機能を評価します。他の選択肢は誤りです。
選択肢ごとの解説
- Barthel indexで自立の得点は7点である。
誤りです。Barthel indexでは自立の得点は項目ごとに5点または10点であり、7点という設定はありません。 - Barthel indexは食事の支度の項目を含む。
誤りです。Barthel indexは基本的なADL(食事、移動、排泄、整容など)の評価が目的であり、食事の支度といった手段的日常生活動作(IADL)は含まれません。 - FIMでは時間をかけても一人でできれば完全自立である。
誤りです。FIMでは「時間をかけても一人でできる場合」は「修正自立(6点)」として扱われ、「完全自立(7点)」ではありません。 - FIMはできるADLを評価する。
誤りです。FIMは「できるADL」ではなく、実際に行われているADLを評価するため、患者の生活環境や介助状況が評価に影響します。 - WeeFIMは小児のADLを評価する。
正解です。 WeeFIMはFIMの小児版で、0歳から7歳未満の子どもを対象に、日常生活動作や認知機能を評価します。
ワンポイントアドバイス
ADL評価の各ツールの目的と対象を正確に理解しておくことが重要です。WeeFIMは小児用である点を覚えておき、Barthel indexやFIMと区別することが試験対策のポイントです。