第58回

第58回理学療法士国家試験 午前問題47

普通型電動車椅子の装置で正しいのはどれか。

  1. 操縦装置は上肢に限定される。
  2. 前輪駆動のものが標準的である。
  3. 手動操作に切り替える機構はない。
  4. 操縦装置で進む方向のみ操作できる。
  5. 操縦装置から手を離すとブレーキがかかる。

解答解説

正解は5.操縦装置から手を離すとブレーキがかかるです。

普通型電動車椅子は安全機能として操縦装置を離すと自動的にブレーキが作動する仕組みになっています。これにより、使用者の安全性が確保されます。

各選択肢の解説

  1. 操縦装置は上肢に限定される。
    この選択肢は誤りです。操縦装置は上肢以外にも口や足などで操作可能なものもあります。
  2. 前輪駆動のものが標準的である。
    この選択肢は誤りです。普通型電動車椅子の標準仕様は後輪駆動が一般的です。
  3. 手動操作に切り替える機構はない。
    この選択肢は誤りです。普通型電動車椅子には、手動操作に切り替える機構が搭載されています。
  4. 操縦装置で進む方向のみ操作できる。
    この選択肢は誤りです。操縦装置は進行方向だけでなく、速度やブレーキ操作も可能です。
  5. 操縦装置から手を離すとブレーキがかかる。
    この選択肢が正解です。安全性を確保するため、操縦装置から手を離すと自動でブレーキが作動します。

ワンポイントアドバイス

電動車椅子は安全性を重視して設計されており、操縦装置から手を離すとブレーキがかかる仕組みは基本機能です。駆動方式やカスタマイズ可能な操縦装置の特性も覚えておきましょう。