第58回

第58回理学療法士国家試験 午後問題67

胃の分泌で正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. ヒスタミンは胃酸分泌を抑制する。
  2. 迷走神経刺激は胃酸分泌を促進する。
  3. ガストリンは蛋白質の消化酵素である。
  4. 内因子はビタミンB12の吸収に関与する。
  5. ペプシノーゲンは壁細胞から分泌される。

解答解説

正解は2. 迷走神経刺激は胃酸分泌を促進する4. 内因子はビタミンB12の吸収に関与するです。

  1. ヒスタミンは胃酸分泌を抑制する
    • ヒスタミンは胃酸分泌を促進する役割を持ち、抑制は誤りです。
  2. 迷走神経刺激は胃酸分泌を促進する
    • 正しい記述です。迷走神経の刺激により、胃酸の分泌が活性化されます。
  3. ガストリンは蛋白質の消化酵素である
    • ガストリンは消化酵素ではなく、胃酸分泌を促進するホルモンです。
  4. 内因子はビタミンB12の吸収に関与する
    • 正しい記述です。内因子はビタミンB12の吸収に必要であり、壁細胞から分泌されます。
  5. ペプシノーゲンは壁細胞から分泌される
    • ペプシノーゲンは主細胞から分泌され、壁細胞ではありません。

ワンポイントアドバイス

胃の分泌物(胃酸、ペプシノーゲン、内因子)や分泌を制御する因子(迷走神経、ヒスタミン、ガストリン)の関係性を理解しておきましょう。