平衡聴覚器で正しいのはどれか。
- 蝸牛は鼓室にある。
- 鼓膜にはアブミ骨が接している。
- 耳管は上咽頭につながる。
- 耳小骨は外リンパ液に覆われている。
- 半規管膨大部にコルチ器がある。
解答解説
正解は3. 耳管は上咽頭につながるです。
耳管(エウスタキオ管)は中耳と上咽頭をつなぎ、耳内の圧力調整を行う重要な構造です。他の選択肢は平衡聴覚器の解剖や機能に関して誤りを含んでいます。
各選択肢の解説
- 蝸牛は鼓室にある。
誤りです。
蝸牛は内耳に存在し、鼓室(中耳)には存在しません。 - 鼓膜にはアブミ骨が接している。
誤りです。
鼓膜に接するのはツチ骨であり、アブミ骨は前庭窓に接しています。 - 耳管は上咽頭につながる。
正解です。
耳管(エウスタキオ管)は中耳と上咽頭をつなぎ、耳内の圧力を調整します。 - 耳小骨は外リンパ液に覆われている。
誤りです。
耳小骨は空気に囲まれており、外リンパ液には覆われていません。 - 半規管膨大部にコルチ器がある。
誤りです。
コルチ器は蝸牛管内に存在し、半規管膨大部には存在しません。
ワンポイントアドバイス
平衡聴覚器の解剖学を学ぶ際は、中耳(耳小骨、鼓膜)、内耳(蝸牛、半規管)、耳管の位置関係を整理することが大切です。それぞれの構造と機能を理解し、混同しないようにしましょう。