脊髄損傷で異所性化骨の好発部位はどれか。
- 肩関節
- 肘関節
- 手関節
- 股関節
- 足関節
解答解説
正解は4.股関節です。
異所性化骨(HO:Heterotopic Ossification)は、骨が正常でない場所に形成される状態で、脊髄損傷患者では特に股関節周囲に好発します。これにより、関節可動域制限や痛みが生じることがあります。
各選択肢の解説
- 肩関節
この選択肢は誤りです。肩関節は異所性化骨の好発部位ではありません。 - 肘関節
この選択肢は誤りです。肘関節も異所性化骨の頻度は低い部位です。 - 手関節
この選択肢は誤りです。手関節周囲での異所性化骨はほとんど見られません。 - 股関節
この選択肢が正解です。股関節は異所性化骨の最も好発する部位であり、脊髄損傷患者では特に注意が必要です。 - 足関節
この選択肢は誤りです。足関節での異所性化骨の発生はまれです。
ワンポイントアドバイス
脊髄損傷後の異所性化骨は股関節や膝関節に好発します。特に関節可動域の制限が見られる場合、HOを疑うことが重要です。診断にはX線やMRIが用いられることが多いです。