脊髄小脳変性症患者の四つ這いでのバランス練習で最も難易度が高いのはどれか。
- 一側下肢挙上
- 一側上肢挙上
- 対側上下肢挙上
- 同側上下肢挙上
- 四つ這い位保持
解答解説
正解は4. 同側上下肢挙上です。
同側上下肢挙上は、左右どちらかの上下肢が完全に浮いた状態となるため、支持基底面が極端に狭くなり、バランス保持が最も難しくなります。
各選択肢の解説
- 一側下肢挙上
この選択肢は誤りです。
一側下肢挙上では支持基底面が広く、難易度は高くありません。 - 一側上肢挙上
この選択肢は誤りです。
一側上肢挙上も支持基底面が広いため、難易度は比較的低いです。 - 対側上下肢挙上
この選択肢は誤りです。
対側上下肢挙上は難易度が高いですが、支持基底面が広いため同側上下肢挙上より難易度は低いです。 - 同側上下肢挙上
この選択肢が正解です。
同側上下肢挙上は支持基底面が狭く、最もバランスをとるのが難しい練習です。 - 四つ這い位保持
この選択肢は誤りです。
四つ這い位保持は基底面が広いため、最も難易度が低いです。
ワンポイントアドバイス
四つ這い姿勢でのバランス練習では、患者の能力に応じた段階的な練習が重要です。同側上下肢挙上は最終段階で取り入れ、体幹と四肢の安定性が十分であることを確認してから実施します。