第58回

第58回理学療法士国家試験 午後問題21

介護保険制度で第2号被保険者がサービス利用可能となるのはどれか。

  1. 多発性硬化症
  2. 統合失調症
  3. 腱板損傷
  4. 白内障
  5. 末期癌

解答解説

正解は 5.末期癌 です。

第2号被保険者(40~64歳)が介護保険サービスを利用できるのは、加齢に伴う特定疾病が原因の場合です。末期癌は特定疾病に含まれており、該当します。他の選択肢は特定疾病に該当しません。

各選択肢の解説

  1. 多発性硬化症
    この選択肢は誤りです。
    多発性硬化症は加齢に伴う特定疾病に含まれず、介護保険の適用外です。
  2. 統合失調症
    この選択肢は誤りです。
    精神疾患は特定疾病に該当せず、介護保険サービス利用の対象ではありません。
  3. 腱板損傷
    この選択肢は誤りです。
    腱板損傷も加齢に伴う特定疾病には該当しません。
  4. 白内障
    この選択肢は誤りです。
    白内障は特定疾病ではなく、介護保険サービスの対象ではありません。
  5. 末期癌
    この選択肢が正解です。
    加齢に伴う特定疾病として認められており、介護保険サービスが利用可能です。

ワンポイントアドバイス

介護保険で第2号被保険者が対象となるのは、がんや進行性の病気など要介護状態につながる特定疾病です。特定疾病リストを把握しておきましょう。