統合失調症患者の健康関連 QOL の測定に用いることができるのはどれか。
- BPRS〈Brief Psychiatric Rating Scale〉
- NEO-PI-R
- RDQ〈Roland-Morris Disability Questionnaire〉
- SF-36
- SFS〈Social Functioning Scale〉
解答解説
正解は4.SF-36です。
SF-36は健康関連QOLを評価する尺度であり、身体的・精神的健康に関する総合的な評価が可能です。統合失調症患者の健康関連QOLの測定にも使用されます。
各選択肢の解説
- BPRS〈Brief Psychiatric Rating Scale〉
この選択肢は誤りです。BPRSは、精神症状の重症度を評価するためのツールであり、QOLの測定には用いません。 - NEO-PI-R
この選択肢は誤りです。NEO-PI-Rは、人格特性を測定するための心理検査で、QOLの測定には不適です。 - RDQ〈Roland-Morris Disability Questionnaire〉
この選択肢は誤りです。RDQは、腰痛による機能障害を評価するツールであり、統合失調症の評価には使われません。 - SF-36
この選択肢が正解です。SF-36は、身体的健康と精神的健康の両面からQOLを評価する尺度であり、統合失調症患者のQOL評価にも使用されます。 - SFS〈Social Functioning Scale〉
この選択肢は誤りです。SFSは、社会的機能を評価するツールで、健康関連QOL全体の評価には向いていません。
ワンポイントアドバイス
健康関連QOLを測定する標準的な尺度としてSF-36を押さえましょう。統合失調症の症状評価(BPRSなど)や社会的機能評価(SFSなど)との違いも理解しておくと役立ちます。