LawtonのIADLスケールに含まれるのはどれか。2つ選べ。
- 意思疎通
- 階段昇降
- 家屋維持
- 家計管理
- 排泄コントロール
解答解説
正解は「3」と「4」です。
LawtonのIADLスケールは、Instrumental Activities of Daily Living(手段的日常生活動作)を評価する指標で、高齢者の自立した生活能力を測定します。スケールには「電話の使用」「買い物」「食事の準備」「家事」「洗濯」「交通機関の利用」「服薬管理」「家計管理」などが含まれます。この問題では、IADLスケールに該当する項目として、家屋維持と家計管理が選択されます。意思疎通や排泄コントロールはADL(日常生活動作)に関連し、階段昇降は特定の身体的機能に該当するため含まれません。
選択肢ごとの解説
- 意思疎通
IADLではなく、ADLや認知機能評価に近い項目です。IADLスケールには含まれません。 - 階段昇降
階段昇降は身体機能の評価に関連し、IADLではなく、基本的な身体的動作能力の範囲に該当します。 - 家屋維持
IADLスケールの一部であり、高齢者が自立して生活するために必要な家事関連の活動の一つです。 - 家計管理
IADLスケールの一部で、自立生活に必要な重要なスキルです。家計のやりくりや支払いを行う能力が含まれます。 - 排泄コントロール
これは基本的なADL(日常生活動作)の一部であり、IADLスケールには含まれません。
ワンポイントアドバイス
LawtonのIADLスケールは、日常生活を営む上で「社会的活動」や「家庭での役割」を果たす能力に焦点を当てています。試験では、IADLとADLの違いを整理し、それぞれに該当する活動を具体的に覚えておくことがポイントです。