積極的な全身持久力トレーニングを開始してよい状態はどれか。
- 心室頻拍
- 脈拍 140/分
- 体温 38.6 ℃
- 収縮期血圧 60 mmHg
- 経皮的酸素飽和度 94 %
解答解説
正解は5.経皮的酸素飽和度 94 %です。
全身持久力トレーニングを安全に行うためには、循環器系や呼吸器系が安定している必要があります。酸素飽和度94%以上であれば運動許可範囲内です。その他の選択肢は運動禁忌に該当するため適切ではありません。
各選択肢の解説
- 心室頻拍
この選択肢は誤りです。心室頻拍は生命に危険を及ぼす不整脈であり、運動は禁忌です。 - 脈拍140/分
この選択肢は誤りです。安静時脈拍が高い状態は、循環器の問題を示唆するため、運動は控えるべきです。 - 体温38.6℃
この選択肢は誤りです。発熱時の運動は体への負担が大きく、禁忌となります。 - 収縮期血圧60mmHg
この選択肢は誤りです。低血圧状態では適切な循環が確保できないため、運動は不適切です。 - 経皮的酸素飽和度94%
この選択肢が正解です。94%以上であれば、運動中の酸素供給が可能な状態です。
ワンポイントアドバイス
運動開始時の基準は、脈拍、血圧、酸素飽和度、体温などの指標を確認する必要があります。特に、酸素飽和度は運動許可の判断基準として頻出なので覚えておきましょう。