脳卒中の評価法とそれに含まれる項目の組合せで正しいのはどれか。
- JSS – ADL
- mRS – バランス機能
- FMA – 歩行速度
- SIAS – 体幹機能
- NIHSS – 関節可動域
解答解説
正解は4.SIAS – 体幹機能です。
SIAS(改訂版脳卒中機能評価法)は、脳卒中後の麻痺や感覚、体幹機能、歩行などを総合的に評価する方法です。体幹機能はSIASに含まれる重要な項目です。
各選択肢の解説
- JSS – ADL
この選択肢は誤りです。JSS(日本片麻痺スケール)は麻痺の重症度を評価するスケールで、ADL(Activities of Daily Living)そのものを評価するわけではありません。 - mRS – バランス機能
この選択肢は誤りです。mRS(修正Rankinスケール)は日常生活の自立度を評価するスケールで、バランス機能を直接評価するものではありません。 - FMA – 歩行速度
この選択肢は誤りです。FMA(Fugl-Meyer Assessment)は運動や感覚の回復を評価するスケールであり、歩行速度は含まれません。 - SIAS – 体幹機能
この選択肢が正解です。SIASには体幹機能を評価する項目が含まれます。 - NIHSS – 関節可動域
NIHSS(National Institutes of Health Stroke Scale)は神経学的な評価スケールで、関節可動域の評価は含まれません。
ワンポイントアドバイス
各評価法の特徴や目的を正確に覚えておきましょう。特にSIAS、JSS、mRS、FMAは試験頻出項目です。SIASには体幹機能や歩行能力の評価が含まれる点が重要です。