第58回

第58回理学療法士国家試験 午後問題56

左肺の内側面に接するのはどれか。

  1. 気管
  2. 横隔膜
  3. 奇静脈
  4. 上大静脈
  5. 大動脈弓

解答解説

正解は5. 大動脈弓です。

左肺の内側面には、大動脈弓や心臓が接しており、これらの構造が肺の形状に影響を与えています。他の選択肢に挙げられた構造物の多くは、右肺や他の部位に接します。

各選択肢の解説

  1. 気管
    誤りです。
    気管は両肺の間に位置しており、直接左肺の内側面には接しません。
  2. 横隔膜
    誤りです。
    横隔膜は肺の下部に接する構造であり、内側面には接しません。
  3. 奇静脈
    誤りです。
    奇静脈は右肺の内側面に接しており、左肺とは関係がありません。
  4. 上大静脈
    誤りです。
    上大静脈は右肺の内側面に接する構造であり、左肺には接しません。
  5. 大動脈弓
    正解です。
    大動脈弓は左肺の内側面に接しており、左肺特有の接触構造の1つです。

ワンポイントアドバイス

肺の解剖学では、右肺と左肺の内側面に接する構造物を区別することが重要です。特に、大動脈弓や奇静脈は試験で頻出のポイントなので、確実に理解しておきましょう。