第58回

第58回理学療法士国家試験 午前問題31

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で、足・足部の参考可動域角度が30°である運動方向はどれか。

  1. 外転
  2. 内転
  3. 内がえし
  4. 外がえし
  5. 背屈(伸展)

解答解説

正解は3.内がえしです。
足部内がえしの参考可動域角度は30°とされています。内がえしは足部を内側に向ける動きであり、距骨下関節を中心に起こります。

各選択肢の解説

  1. 外転
    この選択肢は誤りです。外転の参考可動域は約10°であり、30°には該当しません。
  2. 内転
    この選択肢は誤りです。内転の参考可動域も約10°で、30°には該当しません。
  3. 内がえし
    この選択肢が正解です。内がえしの参考可動域は30°とされています。
  4. 外がえし
    この選択肢は誤りです。外がえしの参考可動域は20°であり、30°には該当しません。
  5. 背屈(伸展)
    この選択肢は誤りです。足関節背屈(伸展)の参考可動域は20°で、30°には該当しません。

ワンポイントアドバイス

内がえし:30°、外がえし:20°、足関節背屈:20°、底屈:45°などの主要な可動域角度は試験で頻出です。覚える際は内がえしの角度が30°と他よりやや広いことに注意しましょう。