血糖を上昇させる作用のあるホルモンはどれか。2つ選べ。
- アドレナリン
- アルドステロン
- カルシトニン
- グルカゴン
- パラトルモン
解答解説
正解は1.アドレナリンと4.グルカゴンです。
血糖値の上昇には、アドレナリン(副腎髄質から分泌)やグルカゴン(膵臓α細胞から分泌)が関与します。これらはグリコーゲン分解や糖新生を促進します。他の選択肢のホルモンは血糖値の上昇には直接関与しません。
各選択肢の解説
- アドレナリン
この選択肢が正解です。アドレナリンは副腎髄質から分泌され、肝臓でのグリコーゲン分解を促進し、血糖値を上昇させます。 - アルドステロン
この選択肢は誤りです。アルドステロンは副腎皮質から分泌され、ナトリウム再吸収とカリウム排泄を促進しますが、血糖値には影響しません。 - カルシトニン
この選択肢は誤りです。カルシトニンは甲状腺から分泌され、血中カルシウム濃度を低下させますが、血糖値に関与しません。 - グルカゴン
この選択肢が正解です。グルカゴンは膵臓α細胞から分泌され、肝臓でのグリコーゲン分解と糖新生を促進し、血糖値を上昇させます。 - パラトルモン
この選択肢は誤りです。パラトルモンは副甲状腺から分泌され、血中カルシウム濃度を上昇させる作用がありますが、血糖値には影響しません。
ワンポイントアドバイス
血糖値を上昇させるホルモンはアドレナリン、グルカゴン、コルチゾールが代表的です。一方、インスリンは血糖値を低下させる唯一のホルモンです。