副交感神経の作用で収縮する筋はどれか。
- 立毛筋
- 排尿筋
- 血管平滑筋
- 瞳孔散大筋
- 内肛門括約筋
解答解説
正解は2. 排尿筋です。
解説
- 立毛筋
立毛筋は交感神経支配で、収縮すると鳥肌が立ちます。副交感神経の作用ではありません。この選択肢は誤りです。 - 排尿筋
膀胱の排尿筋(平滑筋)は副交感神経の刺激により収縮し、排尿を促進します。この選択肢は正しいです。 - 血管平滑筋
血管平滑筋の多くは交感神経の影響を受けます。副交感神経が直接血管平滑筋に作用することはほとんどありません。この選択肢は誤りです。 - 瞳孔散大筋
瞳孔散大筋は交感神経支配で、瞳孔を広げる(散大させる)働きをします。副交感神経は瞳孔括約筋に作用します。この選択肢は誤りです。 - 内肛門括約筋
内肛門括約筋は主に交感神経支配で収縮します。副交感神経が作用すると弛緩します。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
自律神経系の働きを理解する際は、交感神経と副交感神経がどの器官にどのように作用するかを整理して覚えましょう。特に副交感神経が関与するのは消化器系の促進や排尿、瞳孔括約筋による縮瞳など、リラックス時に優位になる反応です。