泌尿器の解剖について正しいのはどれか。
- 膀胱括約筋は平滑筋である。
- 膀胱尖には膀胱三角が位置する。
- 膀胱底は膀胱の前方に位置する。
- 尿管は総腸骨動脈の後方を通る。
- 尿管壁は粘膜と外膜の2層からなる。
解答解説
正解は1. 膀胱括約筋は平滑筋である。です。
解説
- 膀胱括約筋は平滑筋である。
膀胱括約筋は自律神経によって支配される平滑筋で構成されており、排尿の調節に関与します。この選択肢は正しいです。 - 膀胱尖には膀胱三角が位置する。
膀胱尖(膀胱の前上部)には膀胱三角は存在せず、膀胱三角は膀胱底にあります。この選択肢は誤りです。 - 膀胱底は膀胱の前方に位置する。
膀胱底は膀胱の後下部に位置します。前方ではないため、この選択肢は誤りです。 - 尿管は総腸骨動脈の後方を通る。
尿管は総腸骨動脈の前方を通過します。この選択肢は誤りです。 - 尿管壁は粘膜と外膜の2層からなる。
尿管壁は粘膜、筋層、外膜の3層構造です。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
泌尿器系の解剖学では、膀胱三角、尿管の経路、膀胱括約筋の種類などが試験でよく問われます。特に膀胱三角の位置(膀胱底にある)や、括約筋が平滑筋であることをしっかり覚えておきましょう。また、尿管の経路に関する動脈との位置関係も重要です。