後腹膜腔に存在しないのはどれか。
- 横行結腸
- 腎臓
- 十二指腸
- 膵臓
- 副腎
解答解説
正解は1. 横行結腸です。
解説
後腹膜腔は、腹腔の後方に位置し、後腹膜に覆われた臓器を含む空間です。以下に各選択肢を解説します。
- 横行結腸
横行結腸は後腹膜腔には存在せず、腹腔内臓器に分類されます。腸間膜によって腹膜に吊り下げられているため、後腹膜腔の構造ではありません。この選択肢が正解です。 - 腎臓
腎臓は後腹膜腔に位置する主要な臓器です。この選択肢は誤りです。 - 十二指腸
十二指腸は第一部を除き、後腹膜腔内に固定された臓器です。この選択肢は誤りです。 - 膵臓
膵臓は後腹膜腔に位置する臓器で、腹膜の後方に固定されています。この選択肢は誤りです。 - 副腎
副腎は腎臓の上部に位置し、後腹膜腔に含まれます。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
後腹膜腔に存在する臓器(腎臓、副腎、膵臓、十二指腸の一部など)と腹腔内臓器(胃、小腸、大腸の一部など)の分類を明確に区別して覚えておきましょう。これらは解剖学の基本知識として、試験で頻出です。