前腕回内の作用をもつのはどれか。2つ選べ。
- 上腕筋
- 腕橈骨筋
- 上腕二頭筋
- 上腕三頭筋
- 橈側手根屈筋
解答解説
正解は2(腕橈骨筋)と5(橈側手根屈筋)です。
前腕回内は、前腕を回して手のひらを下向きにする動作です。この動作には、主に円回内筋や方形回内筋が関与しますが、補助的に腕橈骨筋や橈側手根屈筋も前腕の回内に寄与します。
各選択肢の解説
- 上腕筋
上腕筋は肘関節の屈曲を主に担当し、前腕の回内や回外には関与しません。この選択肢は誤りです。 - 腕橈骨筋
腕橈骨筋は、前腕を中間位(回内と回外の中間)に戻す作用を持つ筋です。そのため、回内の補助的役割を果たします。この選択肢は正しいです。 - 上腕二頭筋
上腕二頭筋は、主に肘関節の屈曲と前腕の回外に作用します。回内には関与しません。この選択肢は誤りです。 - 上腕三頭筋
上腕三頭筋は肘関節の伸展を担当する筋で、前腕の回内には関与しません。この選択肢は誤りです。 - 橈側手根屈筋
橈側手根屈筋は手首の屈曲と外転に主に作用しますが、前腕の回内を補助する作用も持っています。この選択肢は正しいです。
ワンポイントアドバイス
前腕の回内に関与する主要な筋は円回内筋と方形回内筋ですが、補助的に働く筋(腕橈骨筋、橈側手根屈筋)も理解しておくことが重要です。また、回外の主要筋(上腕二頭筋、回外筋)と区別して覚えると、動作分析に役立ちます。