女性生殖器で誤っているのはどれか。
- 原始卵胞は新生児にある。
- 成人の卵巣の重さは約6gである。
- 原始卵胞の成熟は思春期に始まる。
- 卵細胞は始原生殖細胞に由来する。
- 黄体ホルモン上昇により排卵が誘発される。
解答解説
正解は5.黄体ホルモン上昇により排卵が誘発されるです。
排卵は、黄体ホルモン(プロゲステロン)ではなく、黄体形成ホルモン(LH)の急激な上昇によって誘発されます。この現象を「LHサージ」と呼びます。他の選択肢は正しい記述です。
各選択肢の解説
- 原始卵胞は新生児にある。
この選択肢は正しいです。原始卵胞は胎生期に形成され、新生児の卵巣内に存在します。 - 成人の卵巣の重さは約6gである。
この選択肢は正しいです。成人女性の卵巣の重さは約6gが一般的です。 - 原始卵胞の成熟は思春期に始まる。
この選択肢は正しいです。思春期以降、原始卵胞が成熟し、排卵が起こります。 - 卵細胞は始原生殖細胞に由来する。
この選択肢は正しいです。卵細胞は始原生殖細胞から分化して形成されます。 - 黄体ホルモン上昇により排卵が誘発される。
この選択肢が誤りです。排卵はLH(黄体形成ホルモン)の急激な上昇によって誘発されます。
ワンポイントアドバイス
排卵はLHサージによって誘発されることをしっかり覚えておきましょう。また、黄体ホルモン(プロゲステロン)は排卵後の黄体形成に関連するホルモンです。