腹圧性尿失禁で正しいのはどれか。
- 痩身に多い。
- 男性に多い。
- 膀胱の収縮を伴う。
- 持続的に失禁が生じる。
- 骨盤底筋体操は有効である。
解答解説
正解は5.骨盤底筋体操は有効であるです。
腹圧性尿失禁は、腹圧の増加(咳、くしゃみ、運動など)による尿漏れが特徴です。骨盤底筋の筋力低下が原因となることが多く、骨盤底筋体操が治療に有効です。他の選択肢は腹圧性尿失禁に該当しません。
各選択肢の解説
- 痩身に多い。
この選択肢は誤りです。腹圧性尿失禁は、肥満がリスク要因となることが多く、痩身ではありません。 - 男性に多い。
この選択肢は誤りです。腹圧性尿失禁は、女性に多くみられます。特に出産後や閉経後に多いです。 - 膀胱の収縮を伴う。
この選択肢は誤りです。腹圧性尿失禁は、膀胱の収縮を伴わないのが特徴です。 - 持続的に失禁が生じる。
この選択肢は誤りです。腹圧性尿失禁は、持続的ではなく、腹圧がかかったときのみ一時的に尿漏れが起こります。 - 骨盤底筋体操は有効である。
この選択肢が正解です。骨盤底筋体操は、骨盤底筋を鍛えることで尿道の閉鎖圧を高め、症状を改善します。
ワンポイントアドバイス
腹圧性尿失禁では、骨盤底筋体操が治療の第一選択肢となります。切迫性尿失禁との違いを整理し、それぞれの特徴や治療法を正確に覚えましょう。