2010年に定められたアメリカリウマチ学会とヨーロッパリウマチ学会との合同による関節リウマチ分類基準に含まれないのはどれか。
- 炎症反応
- 自己抗体
- 罹患期間
- 朝のこわばり
- 腫脹または圧痛のある関節数
解答解説
正解は 4. 朝のこわばり です。
2010年の関節リウマチ分類基準では、腫脹または圧痛のある関節数、自己抗体(RF、抗CCP抗体)、炎症反応(CRP、ESR)、罹患期間が評価項目に含まれています。一方、朝のこわばりは以前の基準では重要視されていましたが、2010年の基準には含まれていません。
各選択肢の解説
- 炎症反応
この選択肢は正しいです。CRPやESRなどの炎症反応は、関節リウマチの分類基準に含まれます。 - 自己抗体
この選択肢は正しいです。自己抗体として、RF(リウマトイド因子)や抗CCP抗体が分類基準に含まれます。 - 罹患期間
この選択肢は正しいです。症状が6週間以上続いていることが基準に含まれます。 - 朝のこわばり
この選択肢が正解です。朝のこわばりは旧基準に含まれていましたが、2010年の分類基準には採用されていません。 - 腫脹または圧痛のある関節数
この選択肢は正しいです。腫脹または圧痛のある関節数は分類基準の重要な要素です。
ワンポイントアドバイス
2010年の関節リウマチ分類基準は、関節数、自己抗体、炎症反応、罹患期間を評価します。朝のこわばりは旧基準の項目である点を押さえましょう。客観的指標が重視されています。「朝のこわばり」は以前の基準では用いられたが、新基準では排除されていることを覚えておきましょう。