厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2013」で、強度が4 METs以上となる運動の例はどれか。
- 皿洗い
- ピアノの演奏
- ラジオ体操第1
- 植物への水やり
- 子供を抱えながら立つ
解答解説
正解は3.ラジオ体操第1です。
METs(Metabolic Equivalents)は身体活動の強度を示す指標です。1 METは安静時のエネルギー消費量を基準とし、運動強度に応じて値が上がります。4 METs以上は中等度以上の身体活動とされます。ラジオ体操第1は全身を動かす有酸素運動で、4 METs以上の活動に該当します。
選択肢の解説
- 皿洗い
この選択肢は誤りです。皿洗いは2 METs程度で、軽い身体活動に分類されます。 - ピアノの演奏
この選択肢は誤りです。ピアノ演奏は2~3 METs程度で、中等度の身体活動には届きません。 - ラジオ体操第1
この選択肢が正解です。ラジオ体操第1は4 METs以上の強度があり、中等度以上の身体活動に該当します。 - 植物への水やり
この選択肢は誤りです。植物への水やりは1.5~2 METs程度で、軽い身体活動に分類されます。 - 子供を抱えながら立つ
この選択肢は誤りです。子供を抱える動作は3 METs程度で、4 METsには届きません。
ワンポイントアドバイス
4 METs以上の活動は、心拍数や呼吸が増える中等度以上の運動に該当します。日常生活でMETsを高める工夫として、ウォーキング(4 METs)やラジオ体操などを取り入れると効果的です。身体活動基準を意識しながら運動を選択しましょう。