膝関節屈曲に作用する筋はどれか。
- 外閉鎖筋
- 大内転筋
- 恥骨筋
- 長内転筋
- 薄筋
解答解説
正解は 5. 薄筋 です。
薄筋は膝関節の屈曲および股関節の内転に関与します。薄筋は縫工筋、半腱様筋とともに「鵞足」を形成し、膝関節の屈曲時に重要な役割を果たします。
各選択肢の解説
- 外閉鎖筋
誤りです。外閉鎖筋は股関節の外旋を主に行う筋で、膝関節屈曲には関与しません。 - 大内転筋
誤りです。大内転筋は股関節の内転と伸展に関与します。 膝関節の屈曲には関与しません。 - 恥骨筋
誤りです。恥骨筋は股関節の屈曲と内転に関与します。 膝関節屈曲には関与しません。 - 長内転筋
誤りです。長内転筋は股関節の内転に関与します。 膝関節屈曲には関与しません。 - 薄筋
正解です。薄筋は膝関節屈曲と股関節の内転に関与する筋です。 また、膝関節の内旋にも寄与します。
ワンポイントアドバイス
膝関節屈曲に関与する筋群は、主にハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)ですが、薄筋や縫工筋、腓腹筋も補助的に作用します。特に、薄筋が「鵞足」を形成する点は試験でも頻出なので覚えておきましょう。