介護保険法に規定される特定疾病はどれか。
- 間質性肺炎
- 拡張型心筋症
- 脊髄小脳変性症
- 変形性肘関節症
- 閉塞性動脈硬化症
解答解説
正解は3と5です。
介護保険法で規定される特定疾病とは、40歳以上の者が要介護状態となる可能性がある16の疾患を指します。この中には、脊髄小脳変性症や閉塞性動脈硬化症が含まれます。
各選択肢の解説
- 間質性肺炎
間質性肺炎は特定疾病に含まれません。介護保険の特定疾病は主に加齢や生活習慣病に関連する疾患が中心です。この選択肢は誤りです。 - 拡張型心筋症
拡張型心筋症は特定疾病には含まれません。心疾患で含まれるものとしては、心筋梗塞が該当します。この選択肢は誤りです。 - 脊髄小脳変性症(正解)
正しい選択肢です。脊髄小脳変性症は、運動機能の低下や歩行困難を引き起こし、介護が必要となる可能性が高い疾患として特定疾病に含まれています。 - 変形性肘関節症
変形性関節症として特定疾病に含まれるのは、変形性膝関節症や変形性股関節症です。肘関節症は含まれません。この選択肢は誤りです。 - 閉塞性動脈硬化症(正解)
正しい選択肢です。閉塞性動脈硬化症は、下肢の血流障害による運動機能の低下を引き起こすことがあり、特定疾病に含まれます。
ワンポイントアドバイス
介護保険の特定疾病16種類は、加齢に伴い発症する可能性が高く、要介護状態となるリスクがあるものが選定されています。以下の代表的なものを覚えておくと役立ちます:
- 神経疾患:脊髄小脳変性症、パーキンソン病。
- 循環器疾患:閉塞性動脈硬化症、脳血管疾患。
- 骨・関節疾患:骨粗鬆症、変形性膝関節症、変形性股関節症。
試験対策としては、16種類の疾患リストを確認しておきましょう。