ASIAの評価法における脊髄髄節とそのkey muscleとの組合せで正しいのはどれか。
- C5
- C6
- C7
- L2
- L3
解答解説
正解は1. C5 肘関節屈筋群です。
ASIA(American Spinal Injury Association)の評価法では、脊髄損傷のレベルを評価するために、各髄節に対応するkey muscle(主要筋)をテストします。C5は肘関節屈筋群(主に上腕二頭筋と腕橈骨筋)がkey muscleとして指定されています。
各選択肢の解説
- C5 肘関節屈筋群(正解)
C5は肘関節屈筋群(主に上腕二頭筋と腕橈骨筋)がkey muscleです。正しい選択肢です。 - C6 肘関節伸筋群
C6のkey muscleは手関節伸筋群(主に長橈側手根伸筋)です。肘関節伸筋群(上腕三頭筋)はC7のkey muscleであるため、この選択肢は誤りです。 - C7 小指外転筋
C7のkey muscleは肘関節伸筋群(上腕三頭筋)です。小指外転筋(小指外転筋の主要筋)はT1のkey muscleに該当します。この選択肢は誤りです。 - L2 膝関節伸筋群
L2のkey muscleは股関節屈筋群(腸腰筋)です。膝関節伸筋群(大腿四頭筋)はL3のkey muscleです。この選択肢は誤りです。 - L3 足関節背屈筋群
L3のkey muscleは膝関節伸筋群(大腿四頭筋)です。足関節背屈筋群(前脛骨筋)はL4のkey muscleです。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
ASIAの評価法で使用されるkey muscleを覚える際は、以下を整理すると効果的です:
- C5:肘関節屈筋群(上腕二頭筋、腕橈骨筋)
- C6:手関節伸筋群(長橈側手根伸筋)
- C7:肘関節伸筋群(上腕三頭筋)
- L2:股関節屈筋群(腸腰筋)
- L3:膝関節伸筋群(大腿四頭筋)
- L4:足関節背屈筋群(前脛骨筋)
このように整理して覚えることで、脊髄損傷の評価に自信を持てます。