記憶と関係部位の組合せで正しいのはどれか。
- 長期記憶
- 手続き記憶
- プライミング
- エピソード記憶
- ワーキングメモリー
解答解説
正解は5. ワーキングメモリー – 前頭葉です。
ワーキングメモリーは、短期間で情報を保持し操作する機能を担い、主に前頭葉(前頭前野)が関与しています。この機能は、問題解決や意思決定において重要です。
各選択肢の解説
- 長期記憶 – 視床
長期記憶は主に海馬が関与します。視床も一部関与しますが、記憶の統合や保持そのものを担うわけではありません。この選択肢は誤りです。 - 手続き記憶 – 扁桃体
手続き記憶(例:自転車に乗る技術など)は、小脳や大脳基底核が関与します。扁桃体は感情の処理に関わるため、この選択肢は誤りです。 - プライミング – 小脳
プライミング(以前見聞きした情報が現在の行動に影響を与える現象)は、主に大脳皮質が関与します。小脳は運動調節に関連するため、この選択肢は誤りです。 - エピソード記憶 – 松果体
エピソード記憶(個人的な経験の記憶)は、海馬が主要な役割を果たします。松果体は主にメラトニン分泌など、体内時計の調整に関与する器官であり、この選択肢は誤りです。 - ワーキングメモリー – 前頭葉(正解)
ワーキングメモリーは、主に前頭前野が関与し、短期間の情報保持や操作を行います。正しい選択肢です。
ワンポイントアドバイス
- 記憶の種類と関与部位を整理して覚えましょう:
- エピソード記憶(個人的な出来事): 海馬
- 手続き記憶(技術や習慣): 小脳、大脳基底核
- プライミング(無意識的影響): 大脳皮質
- ワーキングメモリー(短期記憶と情報操作): 前頭葉(前頭前野)
これらを区別することで、試験での迷いが減少します。