脳波検査について誤っているのはどれか。
- 開眼するとα波が抑制される。
- 周波数はα波よりβ波の方が大きい。
- ノンレム睡眠では高振幅徐波が出現する。
- 小児では成人に比べて背景活動の周波数が低い。
- 成人の安静覚醒閉眼時の背景活動はθ帯域である。
解答解説
正解は5. 成人の安静覚醒閉眼時の背景活動はθ帯域であるです。
成人の安静覚醒閉眼時の背景活動はα波(8〜13 Hz)が主体です。θ波(4〜7 Hz)は通常、小児や成人の眠気がある状態、あるいは軽度の意識低下時に見られます。そのため、この選択肢は誤りです。
各選択肢の解説
- 開眼するとα波が抑制される
安静覚醒時に閉眼するとα波が出現しますが、開眼すると抑制されます(αブロッキング)。正しい記述です。 - 周波数はα波よりβ波の方が大きい
β波は周波数が13 Hz以上と、α波(8〜13 Hz)より高周波の波形です。正しい記述です。 - ノンレム睡眠では高振幅徐波が出現する
ノンレム睡眠、特に深い睡眠段階では、高振幅の徐波(δ波)が特徴的に出現します。正しい記述です。 - 小児では成人に比べて背景活動の周波数が低い
小児の脳波は成人に比べて徐波成分(θ波やδ波)が主体で、背景活動の周波数も低くなります。正しい記述です。 - 成人の安静覚醒閉眼時の背景活動はθ帯域である(正解)
安静覚醒閉眼時には、通常α波(8〜13 Hz)が背景活動の主体となります。θ波(4〜7 Hz)は眠気や軽度の意識低下時に見られるため、この記述は誤りです。
ワンポイントアドバイス
- 脳波の基本波形の理解
- α波:8〜13 Hz。安静覚醒閉眼時に見られる。
- β波:13 Hz以上。緊張や集中時に多く見られる。
- θ波:4〜7 Hz。小児や眠気がある状態で見られる。
- δ波:4 Hz未満。ノンレム睡眠や意識低下時に見られる。
脳波の波形とその出現状況を覚えることは、試験でも臨床でも重要です。