第58回理学療法士国家試験　午前問題98

欠神発作で正しいのはどれか。

1. 心因性である。
2. 高齢で発症する。
3. 発作後に入眠する。
4. 過呼吸で誘発される。
5. 周囲の人に気付かれやすい。

解答解説

正解は4.過呼吸で誘発されるです。

欠神発作は、小児期や思春期に発症することが多いてんかん発作で、過呼吸やストレスによって誘発されることがあります。短時間の意識消失を特徴とし、周囲から気付かれないことが多いです。

各選択肢の解説

1. 心因性である。
   この選択肢は誤りです。欠神発作は心因性ではなく、てんかん性発作の一種です。
2. 高齢で発症する。
   この選択肢は誤りです。欠神発作は、小児から青年期にかけて発症することが多く、高齢者に多い病態ではありません。
3. 発作後に入眠する。
   この選択肢は誤りです。発作後に意識がすぐに回復し、入眠することは通常ありません。
4. 過呼吸で誘発される。
   この選択肢が正解です。欠神発作は過呼吸やストレスが誘因となりやすいです。
5. 周囲の人に気付かれやすい。
   この選択肢は誤りです。欠神発作は短時間で終了することが多く、周囲から気付かれにくいことがあります。

ワンポイントアドバイス

欠神発作の特徴として、短時間の意識消失、過呼吸による誘発、動作停止を覚えておきましょう。発作後にすぐ通常状態に戻る点も重要です。