ホルモン分泌について正しいのはどれか。
- プロラクチンは乳腺から分泌される。
- 卵胞刺激ホルモンは視床下部から分泌される。
- エストロゲンは下垂体ホルモン分泌を促進する。
- 黄体化ホルモンはプロゲステロンの分泌を促進する。
- 性腺刺激ホルモン放出ホルモンは下垂体から分泌される。
解答解説
正解は4. 黄体化ホルモンはプロゲステロンの分泌を促進する。です。
解説
ホルモンの分泌とその役割に関して、選択肢を以下のように解説します。
- プロラクチンは乳腺から分泌される。
プロラクチンは下垂体前葉から分泌されるホルモンであり、乳腺の発達や乳汁分泌を促進します。「乳腺から分泌される」という記述は誤りです。 - 卵胞刺激ホルモンは視床下部から分泌される。
卵胞刺激ホルモン(FSH)は下垂体前葉から分泌されます。視床下部から分泌されるのは性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)であり、この記述は誤りです。 - エストロゲンは下垂体ホルモン分泌を促進する。
エストロゲンは卵巣から分泌されるホルモンで、特定の条件下では視床下部や下垂体ホルモンを調節する働きがありますが、直接的に「促進する」と言い切れるわけではありません。この記述は不正確です。 - 黄体化ホルモンはプロゲステロンの分泌を促進する。
黄体化ホルモン(LH)は卵巣の黄体からプロゲステロンを分泌させる働きを持っています。これは正しい記述です。 - 性腺刺激ホルモン放出ホルモンは下垂体から分泌される。
性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)は視床下部から分泌され、下垂体に作用してFSHやLHの分泌を促進します。この記述は誤りです。
ワンポイントアドバイス
ホルモンの分泌場所やその機能は、視床下部-下垂体-末梢器官という階層的な関係性を理解することが重要です。特にFSH、LH、GnRHの分泌部位と役割については混同しやすいので注意してください。