関節リウマチの開張足を矯正する装具で最も適切なのはどれか。
- 外側ウェッジ
- 外側Tストラップ
- 踵補高
- 逆Thomasヒール
- メタルサルアーチサポート
解答解説
正解は5. メタルサルアーチサポートです。
解説
開張足は、足部の横アーチ(足指の付け根にあたる横方向のアーチ)が低下した状態です。これにより、足の横幅が広がり、痛みや変形が生じることがあります。関節リウマチ患者では、足部の炎症や変形により開張足が起こることが多いです。
- メタルサルアーチサポートは、足部の横アーチを支えるために使用される装具で、開張足の矯正に最も適しています。これにより、足部の負担を軽減し、疼痛を緩和します。
選択肢解説
- 外側ウェッジ
外側ウェッジは足部の外側を補高して、足部の外反や歩行バランスを矯正するために使用されます。横アーチの矯正には適しません。 - 外側Tストラップ
外側Tストラップは足の外反変形を矯正するために使用されます。開張足には効果がありません。 - 踵補高
踵補高は脚長差の補正や足部の後方の問題に対応するために用います。横アーチの矯正には関与しません。 - 逆Thomasヒール
逆Thomasヒールは、外側縦アーチのサポートや足部外反の矯正に用いられますが、開張足には適しません。 - メタルサルアーチサポート
横アーチを補強する装具で、開張足の矯正に最適です。これが正解です。
ワンポイントアドバイス
足部のアーチサポート(縦アーチと横アーチ)に関連する装具の適応をしっかり区別しましょう。特に、横アーチ低下(開張足)にはメタルサルアーチサポートが効果的であることを覚えておくことが重要です。また、足部変形とそれに対応する装具の適応を整理しておくと試験対策に役立ちます。