Ⅰ型アレルギーに関与する抗体はどれか。
- IgA
- IgD
- IgE
- IgG
- IgM
解答解説
正解は3.IgEです。
Ⅰ型アレルギーはアレルゲンに反応して産生されたIgE抗体が肥満細胞と結合し、ヒスタミンなどの化学伝達物質を放出することで起こります。これによりアレルギー反応が引き起こされます。他の抗体はⅠ型アレルギーに直接関与しません。
各選択肢の解説
- IgA
この選択肢は誤りです。IgAは主に粘膜免疫に関与します。 - IgD
この選択肢は誤りです。IgDはB細胞表面に存在し、抗体産生には関与しますが、Ⅰ型アレルギーには関係しません。 - IgE
この選択肢が正解です。IgEはⅠ型アレルギーの主要な抗体で、アナフィラキシーや花粉症に関与します。 - IgG
この選択肢は誤りです。IgGは細菌やウイルスに対する防御に関与し、Ⅰ型アレルギーには関係しません。 - IgM
この選択肢は誤りです。IgMは急性期感染症に関与し、Ⅰ型アレルギーには関係しません。
ワンポイントアドバイス
Ⅰ型アレルギーは即時型アレルギーで、IgE抗体が関与する点を覚えておきましょう。他の抗体(IgG、IgA、IgM)は異なる免疫応答に関与します。