第58回

第58回理学療法士国家試験 午前問題51

手の外来筋はどれか。

  1. 短母指外転筋
  2. 短小指屈筋
  3. 短母指屈筋
  4. 短母指伸筋
  5. 短掌筋

解答解説

正解は4.短母指伸筋です。

外来筋(extrinsic muscles)は筋腹が前腕にあり、腱が手部に分布する筋肉を指します。短母指伸筋は外来筋であり、母指を伸展させる筋肉です。一方、短母指外転筋や短母指屈筋は手内筋(intrinsic muscles)に分類されます。

各選択肢の解説

  1. 短母指外転筋
    この選択肢は誤りです。短母指外転筋は手の内在筋であり、外来筋には該当しません。
  2. 短小指屈筋
    この選択肢は誤りです。短小指屈筋は手の内在筋であり、外来筋ではありません。
  3. 短母指屈筋
    この選択肢は誤りです。短母指屈筋も内在筋に該当し、外来筋ではありません。
  4. 短母指伸筋
    この選択肢が正解です。短母指伸筋は前腕に起始を持つ外来筋で、母指の伸展を担います。
  5. 短掌筋
    この選択肢は誤りです。短掌筋は手掌に存在し、外来筋ではありません。

ワンポイントアドバイス

外来筋は筋腹が前腕に位置し、手部に腱が分布します。短母指伸筋、長母指屈筋、長母指伸筋などが外来筋に該当します。一方、短母指外転筋や短母指屈筋は手内筋に分類されることを押さえましょう。