腱板損傷の検査で正しいのはどれか。
- Chair テスト
- Jackson テスト
- Spurling テスト
- Thomsen テスト
- Drop arm テスト
解答解説
正解は5.Drop arm テストです。
Drop arm テストは腱板損傷の検査で、特に棘上筋の損傷を評価します。患者の上肢を外転位に保持させ、ゆっくりと下ろす動作中に痛みが生じたり、コントロールできずに落下する場合、腱板の損傷が疑われます。
各選択肢の解説
- Chairテスト
この選択肢は誤りです。Chairテストは手関節や手指の筋力評価であり、腱板損傷の検査ではありません。 - Jacksonテスト
この選択肢は誤りです。Jacksonテストは頸椎症や神経根障害の評価に用いられる検査です。 - Spurlingテスト
この選択肢は誤りです。SpurlingテストもJacksonテスト同様に神経根障害を評価する検査です。 - Thomsenテスト
この選択肢は誤りです。Thomsenテストは上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の診断に用いられます。 - Drop armテスト
この選択肢が正解です。Drop armテストは、腱板損傷(特に棘上筋)の評価に用いられる検査です。
ワンポイントアドバイス
腱板損傷の評価には、Drop armテストや空き缶テスト(Jobeテスト)が有名です。それぞれの動作や結果の解釈を覚えておきましょう。しましょう。