男性に多いのはどれか。2つ選べ。
- 依存性パーソナリティ障害
- 演技性パーソナリティ障害
- 境界性パーソナリティ障害
- 強迫性パーソナリティ障害
- 反社会性パーソナリティ障害
解答解説
正解は4.強迫性パーソナリティ障害と5.反社会性パーソナリティ障害です。
パーソナリティ障害は性差が見られるものが多く、強迫性パーソナリティ障害と反社会性パーソナリティ障害は男性に多いことが知られています。これらの障害は男性的な特性(競争性、支配欲、攻撃性)と関連する傾向があります。
選択肢の解説
- 依存性パーソナリティ障害
他者への依存が強い特徴を持つこの障害は、女性に多いとされています。この選択肢は誤りです。 - 演技性パーソナリティ障害
注意を引くために感情を誇張しやすい特徴があり、女性に多い障害とされています。この選択肢は誤りです。 - 境界性パーソナリティ障害
男女差はそれほど明確ではありませんが、治療を受ける人の中では女性の割合がやや多いとされています。この選択肢は誤りです。 - 強迫性パーソナリティ障害
完璧主義や秩序への強いこだわりが特徴で、男性に多い障害です。この選択肢が正解です。 - 反社会性パーソナリティ障害
他者の権利を無視し、攻撃的・違法行為に及ぶ特徴があり、男性に多い障害です。この選択肢が正解です。
ワンポイントアドバイス
パーソナリティ障害には性差が見られるものが多いため、以下のポイントを覚えておきましょう:
- 男性に多い:反社会性パーソナリティ障害、強迫性パーソナリティ障害。
- 女性に多い:依存性パーソナリティ障害、演技性パーソナリティ障害、境界性パーソナリティ障害(治療を受ける人では女性が多い)。
性差が問題に出た場合は、これらを基に判断することが有効です。