外胚葉から発生するのはどれか。
- 筋
- 子宮
- 甲状腺
- 消化管
- 松果体
解答解説
正解は 5. 松果体 です。
外胚葉は、胚発生における最外層で、神経系や皮膚、感覚器、腺組織の一部などに分化します。松果体は神経系の一部として外胚葉から発生します。一方、筋(中胚葉由来)、子宮(中胚葉由来)、甲状腺(内胚葉由来)、消化管(内胚葉由来)はそれぞれ異なる胚葉に由来します。
各選択肢の解説
- 筋
筋は中胚葉から発生します。特に体節から分化し、骨格筋や平滑筋、心筋を形成します。 - 子宮
子宮は中胚葉由来で、胚発生過程で中間中胚葉から発生するミュラー管から形成されます。 - 甲状腺
甲状腺は内胚葉由来で、咽頭底部にある内胚葉性の組織から分化します。 - 消化管
消化管は内胚葉由来で、原腸が発達して形成されます。 - 松果体(正解)
松果体は神経系の一部で、外胚葉由来の神経管から発生します。主に睡眠ホルモンであるメラトニンを分泌する役割を持ちます。
ワンポイントアドバイス
胚葉分化に関する知識は、各組織や臓器の発生を理解するための基礎です。外胚葉は主に神経系や皮膚、中胚葉は筋骨格系や循環器系、内胚葉は消化器系や呼吸器系に分化することを整理して覚えましょう。